餅つきに登場する道具を、私の実家を例に紹介します。こね専用の餅つき機を使って、白餅、豆餅、栃餅、草餅と大量に作る状況での道具です。
私が今住んでいるマンションで餅つきを行うときに、とりあえず代用するとしたら何を使うか、も考えてみます。
この記事の目次を開くと、道具リストとして見ることもできるので、よかったら参考にしてください。
★は必ず(代用品でもいいから)使う道具、☆は状況によっては不要な道具です。
餅つきの準備に使う道具
★もち米を計るカップ・マス
1合の計量カップに加え、実家では一升マスも使います。
核家族の規模なら、お米の計量カップ(1合)があれば充分かと。
★もち米を浸けるうつわ
蒸す前に浸水させておくための、でっかいボウルや鍋。
普段使っているボウルや鍋、どんぶりなどで対応可能です。
☆メモ用紙
複数回つく場合は、どのボウルをどの餅に使うか分かるように、メモを置きます。
もち米の量が各回で違う場合や、ごんだ餅がある場合は必須です。
★新聞紙
大きいボウルにかぶせてホコリよけに。チラシでもラップでも、適当な蓋でも。
☆あんこ用の鍋、しゃもじ
あんこを自分で煮る場合は、鍋やしゃもじが必要です。
実家では、たくさん煮るので大きい鍋です。この中に、ちぎった餅をポイポイ入れて、あんこをまぶしていきます。
自分で煮ない場合(こういうのも、皿や鍋に出すとまぶしやすそう)↓
餅つき当日に使う道具
★餅つき機または杵と臼
実家の餅つき機は、エムケー精工のこね専用機です。3升サイズを使って、1回あたり1.5升前後のもち米をこねます。
こういうのがこね専用。
餅つき機の取り扱い方は、こちらの記事に詳しいです。
餅つき機の取り扱いについて
昔、木製の杵と臼を使っていたときは、事前に杵は水に浸け、臼にも水を張っていました。
こうすると餅が引っ付きにくくなります。確か前夜から浸けていたと思います。
☆新聞紙
粉やあんこが落ちるのに備え、作業場所の足元に敷いています。
また、ホコリよけとして、あんこ餅のバット、できあがったのし餅など何にでもかぶせます。
作業が終わったら、洗った大きい道具を乾かすとき、下に敷いたりもします。
新聞紙、万能過ぎ・・・!
★ソーケ(もち米の水を切るための竹ざる)
実家で使っている竹ざるは、当たりが柔らかく目が細かいので、水を吸ってふやけたもち米も割れにくいそうです。
適当なザルで代用可能です。
竹ざる=ソーケ↓
☆小さめのボウルやザル
もち米を蒸し器に移したり、豆や栃の実を洗って水を切るために使います。
もち米の量が多くなく、ざらっと直接蒸し器に入れられる程度なら、ボウルまでは要らないかも。
★蒸し器
1升7合入る蒸し器、普通のコンロに置くとこんなに大きい!
少量なら、普段使いの蒸し器で代用です。また、餅つき機に蒸し機能がついているなら、独立した蒸し器は不要です。
★蒸し布
蒸し器の穴から米が落ちないように敷きます。
目が適度に粗くて、もち米がこびりつきにくい布です。布巾で代用できるものでもなさそうなので、これだけは買うと思います。
実家で使っている蒸し布は、おそらく麻製です。(かなりゴワゴワしていて、水切れが良さそうで、もち米がくっつきにくい) 100均でよく見る木綿の蒸し布だと、もち米がくっつきやすくて使いにくいです。
使用後の洗い方は、水(お湯)に浸けてもち米のぬめりをふやかしてから、手でゴシゴシ洗っています。台ふきんや雑巾を洗うのと同じですね。
ゴワゴワしているので、わりと手が痛くなります。タワシなどをうまく使っても良いかも。
☆蒸したもち米を運ぶボウル(空き鍋でも)
蒸し上がったもち米は熱いので、蒸し布ごとボウルに入れて運ぶと安全です。
入りさえすれば、空き鍋でもラーメン鉢でも何でもOK。
蒸し器ごと運べるようならそれでもOK。
☆小さい蒸し器
★しゃもじ、箸、小さいボウル+水
餅つき機の横に置いて、もち米をほぐしたり、水分をちょい足しして調整したりします。
杵と臼なら、ボウルに水だけ用意して手返しですね。(懐かしい)
万一羽根に何か絡まった時には(蒸し布とかよもぎとかが)、しゃもじでもち米をかき分けて救出にかかります。
★作業板
できた餅をここへ出して、丸めたり、のし餅にしたりします。必ず粉をまぶしておくこと!
木の板なので、餅の湯気をコントロールしてくれます。
小規模なら、まな板や大きな皿で充分かな?
木のまな板があれば、迷わずそれを使いたいです。
適当な台にアルミホイルを敷くのも有りかもしれません。あるいはテーブルにラップをぐるぐる巻きにするとか。
☆バット
☆人手
もち米を蒸す、つき上がった餅を丸める・のす、餅つき機についた餅のりを洗う、と色々並行でやらないといけないので、一人や二人では回りません。
熱い・重たい工程や、コツが難しい工程は大人の役目ですが、おかがみを丸める、あんこもちにあんこを付ける、といった簡単な辺りは、昔からどんどん手伝わされていました。
小規模なら、餅を丸めるのを最優先して洗い物は後、など、やりくりすれば大丈夫そうです。
☆小皿、箸
餅のつまみ食いに適宜。
餅が出来上がった後に使う道具
★もち切り包丁
両端に柄がついて、刃先がほんのりカーブしている素敵な包丁です。
力を入れやすいし、切れやすいです。
昔はこれがなかったので、普通の包丁の背にタオルを当てて、一生懸命押して切っていました。
(タオルを当てないと、細い包丁の背は痛くて、たくさん切ってると手が壊れそうになります)
小規模なら、普通の包丁でも何とかなるでしょう。
もっと楽そうな道具↓
★保管用プラスチック容器
大量に餅ができるので、和菓子屋さんみたいなこんなのに入れます。センダンと呼んでいます。一般的には、餅箱やバンジュウと呼ぶようです。
量が少なければ、タッパーやラップで十分かと。
☆おすそ分け用プラスチック容器、紙箱
必要に応じて。
あんこ餅をおすそ分けするときは、お惣菜のパックみたいなプラスチックのを使います。
のし餅が固まりきっていなければ、板のまま持って行くのも有りです。紙箱です。
少量の切り餅なら、半紙に包むのも手です。湿気をコントロールしてくれます。
餅の道具、けっこう多かった。(まとめに入ります)
いや、なんか、多かったですね。
道具だらけで、餅つきって大変そうに見えてくるかもしれません。
でも、道具が多い(そしてでかい)のは、私の実家で作る餅が大量だから、って側面が絶対にあります。
結局、もち米を水につけて、蒸して、餅つき機に入れることさえできれば、餅になるわけです。(この辺が全自動な餅つき機もありますね)
餅を作ることさえできれば、多少道具があったりなかったりしても、何とかなる!?
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