実家の餅つきの写真記録シリーズです。
餅つき追体験ツアー1(前夜編)
餅つき追体験ツアー2(鏡餅、白餅)
餅つき追体験ツアー3(ごんだ餅、豆餅)
餅つき追体験ツアー4(栃餅、草餅) ←今ここ
餅つき追体験ツアー5(のし餅の切り分け、後日談)
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とちもち
やってまいりました、色付きもち。
色付きを後回しにするのは、杵と臼でついていた頃の名残です。
木の臼を、一回ごとに洗うのは大変すぎますから、色が混ざるのを防ぐため、白系を先、色付きを後にしていました。
栃と草の間に少量の白もちをついて、色を落としていた記憶もあります。ほんのり茶色の不思議な色のもちが出来て面白かったです。
13:08
さて、栃の実です。豆餅のもち米を蒸してる間に、準備していました。
今年は、あく抜きまで終わったものを、ご近所に分けていただいたそうです。
(分けていただいた、といってもタダではないそうです、念のため。)
自分たちで準備する場合は、秋に栃の実を拾いに行き、乾かして保管。使うときに、水に浸けてふやかして皮をむき、苛性ソーダであく抜きをします。祖母はもちつきの1週間前くらいから、計画的に栃の準備をしています。
皮むきくらいなら、私も手伝った記憶がありますが、皮は栗みたいに手ごわいし、栗で言う渋皮もしつこく残るし、でも綺麗に剥きまくってしまうと味わいが無くなるし、と。楽しくないわけでもないけれど、面倒な作業だった記憶があります。
そんな作業を経て、食べられる状態に出来上がったのが、こちら。
はい、「渋皮」は基本的に残す物のようで。
もち米の上に広げて、一緒に蒸します。
13:51 蒸し上がりました。
14:05
出来ました。
白系のもちのようには、気持ちよく剥がれ落ちてくれません。
栃の水分があるので、柔らかく伸びやすくくっつきやすい仕上がりとなっています。
喉ごしなめらかです。
一部あんこもち、残りはのしもち。
バットの中がだいぶ増えました。
このあと、14:25頃に、とちもち2臼目がつき上がって、もっと増えました。
くさもち
朝、流しのところで解凍されていた、山菜の山。気にしていませんでしたが、昨夜から解凍に出てたそうです。
奥がウド、左がフキ、手前が今から出番のヨモギです。
ちなみにウドとフキは、人参や油揚げと炒めて常備菜になって、夕飯に出てきました。
で、ヨモギです。単独で蒸すため、小さい蒸し器に準備しておきます。
13:35頃
冷凍前に一度茹でてあるため、もち米と一緒に蒸すと、火の通しすぎになってしまうそうです。香りが飛んじゃうのかしら・・・
もち米の蒸気が上がって、10分ほど過ぎたところで、隣の鍋でヨモギを蒸し始めます。
14:48
蒸し上がりました。
もち米がもう一息のため、火を止めて待機です。
14:54
もち米も蒸し上がりました。
餅つき機には、もち米を先に入れます。
上からヨモギ。この順番は、杵と臼の時も同じだったと思います。
最初は軽く軽く杵を使って、ヨモギともち米をまぶし合わせ、一体化してきてから、杵を振り上げペッタンしていた覚えがあります。
餅つき機の場合は、ヨモギが塊のまま下に吸い込まれていくと、羽根に絡まってエラいことになるそうで、一生懸命ほぐします。
ほぐすのに夢中で、何分経ったか分からなくなっていますが、もち米のツブツブ感がなくなれば、それで良いでしょう。
15:06
滑らかになりました。そろそろ終了。
草もちも、一部あんこもち、残りはのしもちになります。
これで餅をつく作業はすべて終わりました。
合間にも、道具を洗ったり、固まってきた鏡餅をプラスチックのケースに移したり、と作業をしていましたが、最後に全て片づけをします。
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