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餅つき追体験ツアー2(鏡餅、白餅)

実家の餅つきの写真記録シリーズです。

餅つき追体験ツアー1(前夜編)
餅つき追体験ツアー2(鏡餅、白餅) ←今ここ
餅つき追体験ツアー3(ごんだ餅、豆餅)
餅つき追体験ツアー4(栃餅、草餅)
餅つき追体験ツアー5(のし餅の切り分け、後日談)

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12月28日。餅つき、当日です。

朝から祖母が、あんこもち用のあんこを煮ていました。
前日に煮ておいた小豆に、当日あらためて火を入れ、つぶして、味をつける、という工程で作っているそうです。
甘さ控えめで、引き締めに塩が少し入った、小豆餡です。

昔はあんこの他に、きな粉も用意がありました。きな粉も、砂糖だけでなく少々の塩が混ぜてあり、ほんのりしょっぱいのが、かえって美味しかった記憶があります。
私たち孫ズが大きくなって、「あんこきらい!きなこがいい!」なんて騒がなくなったので、いつのまにか用意されなくなりました。

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準備だよー!

さて、みんなが起きてきて、人手が揃ったら、作業場の準備をします。

9:50頃
客間~下座敷にかけて、粉やあんこが落ちても平気なように、新聞を広げます。
そして、のし台、とでも呼んでおけばいいのか、木の板。
のし台
板を持ってるのは主人です。なかなか大きな板。

座卓を二つ並べた上に、三枚広げます。
のし台を座卓に並べたところ

もち取り粉:片栗粉=約1:1で混合した取り粉を、板の上に広げます。
餅取り粉を広げる
特に計っているわけでなく、もち取り粉一袋と片栗粉一袋をバットに空けて、かき混ぜるだけです。袋の内容量はよく見ませんでした。200gくらいかしら。

客間の座卓には道具類。
餅の道具
左手前の新聞紙の下には、煮上がったあんこの鍋もあります。

もちつき機です。茶の間に設置。
餅つき機
私の字でメモが入っています。何年前に入れたのだか、もう記憶がありません。10年以内なのは間違いないですが。
餅つき機内のメモ
台所でもち米を蒸し、茶の間で餅にして、道具置き場であるところの客間を通り抜けて下座敷へ運び、成形、という流れです。

白もち

さて、ここからもち作り開始です。

10:10頃
蒸し器に湯を沸かしています。右が蒸し器、強火力側です。
蒸し器に湯を沸かしています
隣の鍋は、18cmくらいの普通の鍋ですが、まあ小さく見えること。

水に浸けてあったもち米を、ソーケ(どうやら方言のようで。こんな形の目の細かい竹ザルです)に上げて水を切ります。
ソーケにもち米を上げています

10:28
計って蒸し器へ入れていきます。
もち米を量る
このボウルで、水を吸って嵩の増えたもち米を計ると、ちょうど一杯が0.5合にあたるそうで、便利みたいです。

でっかいフキンを敷いて、もち米1.5升分くらいを入れます。
母や祖母の発音は、1升5合で「いっしょうごんごう」と言っていました。これも方言かと。
蒸し器にもち米を入れる

湯が沸騰したところへ蒸し器をセットし、蒸気が上がってから、30分弱で蒸し上がります。
11:04
まだ蒸している最中、もうちょいです。初回は少し時間がかかるとのこと。
蒸せたかどうかは、食べてみて確認します。

空の餅つき機。中心の羽根が驚くほど小さく見えます。ここへ蒸し上がったもち米を投入です。
餅つき機

と、私がやったら、もち米の一部が脇へこぼれてしまい、しかもフキン(蒸し布)を引っこ抜き損ねて羽根に絡まるという(汗)
こぼれた米は拾い集めて脇へよけ、フキン(蒸し布)を抜いて、一緒に取れてきた羽根は米をかき分けて再設置。熱々のもち米と格闘する羽目になりました。

11:08頃
気を取り直して杓子でほぐし、スイッチオン。もち米が冷めてしまいます。
もち米をほぐします

最初は、米がピンピン飛び跳ねたりもしますが、やがてみるみるまとまっていきます。
まとまってきました
米粒が見えなくなり、滑らかになるまで約8~9分。

11:16
出来上がったら、釜ごと外してのし台へ運びます。逆さに置くと、餅が自重ではがれ落ちてきます。
餅つき機の釜をのし台に伏せる

きれいに取れます。フッ素加工万歳です。羽根は掘り出して、洗いに持って行きます。
餅から羽根を掘り出す

ツヤツヤ・・・!
取り出したばかりの白餅

と、眺めていたらあっという間に皮が張ってきてしまうので、手早くおかがみに取りかかります。
小分けにするのは、もちつき総指揮官であるところの祖母。
おかがみ一つ分を千切ります
滑らかな面が出るように、ほどよい大きさに千切ります。

丸め役の孫ズへパス。
おかがみパス
おかがみキャッチ

滑らかな面を上に、脇の断面や溝をお尻の下へ押し込むように、小指のキワを意識しながら手を前後に動かして、手早く形を整えていきます。
おかがみの形を整える
この写真だと控えめな手遣いですが、餅を両手で捧げ持ってるように見えるほど、手を押し込んだりします。手を、というか、餅の下部を、というか。

最後に手のひら全体で、平たくなるよう頭をおさえてやります。指のあとが付かず、餅の表面にシワやヒビも入らなければ、大成功です。
おかがみ仕上げ

11:22
残り少なくなってくると、滑らかな面を出すのが難しくなるので、このロットでのおかがみは終了して、あんこもちに移行。
あんこもち作成中
この辺の見極めも、祖母の役目、と思っています。

鍋のあんこに、千切った餅がひょいひょい放り込まれるので、杓子であんこをまぶして、隣のバットへ上げていきます。
あんこの鍋とバット

2臼めは、11:38餅つき機へ投入、11:47つき上がり。
3臼めは、12:11投入、12:20つき上がり。
合計3臼ついて、おかがみが48個24組、そしてあんこもちとのしもちが出来ました。

12:26
3臼目をのしもちにしています。
伸し餅(白)
昔は棒を使って伸ばしていましたが、近年は手伸ばしのようです。
のし餅の厚みも、祖母の手の感覚に依っています。

続く→ 餅つき追体験ツアー3(ごんだ餅、豆餅)

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